ビブ! 君に会いたい

愛なるビブ様へ

私はまだ貴方に会えていません。

あの日ムッシュは、長年の疲れがでてしまったのか、ひび割れておりましたね。

店のものが貴方様を御取り換えになさるとおしゃってましたので、

新しくなった貴方様にお会いできるところを楽しみにしておりました。

月日が経ち、ようやく貴方様にお会いできると思っていたのは束の間、

こともあろうに、その店のものは、貴方様を捨て去りそしてアジアの

不思議な国のB殿をおごってきたのであります。

しかも1cmもふくよかになっているではありませんか。

あ~、あの頃のスリムな貴方様に会いたい、どうしても会いたい。

けれどそれは今となっては、叶う夢ではありませぬ。。

 

てね、購入前に135-80-13のタイヤが

装着されていました。けれどひび割れいたので購入時には新品タイヤに交換します

などど店の方に絆されていたのですが、購入して持ち帰ったところ、なんと

ブリジストンの145が装着されているではありませんか!

なんとしたことか、私は細いタイヤが好きだったのですが

それなのに145、そしてこともあろうにブリジストン。。。

がっかりと言っていいでしょう。 一番安かったのだろうな。

田舎ものだからと馬鹿にされてのだろう、無知だろうからわからんだろうと

思われたのだろう。 それにしても購入の際にその事を確認しなかったのは

こちらにも否がある。

悔しまぎれにお店の方に、何か気持ちがおさまる雄弁をくださいとお願いした

ところ、純正は145サイズだとおしゃっていた。

そ、そうなんですか? それが本当かどうかわかりません。ヘインズのマニュアルには

135が純正と記述されてはいますがそれは、昔のこと。今は145なのかも知れないと

そう、思うようにしているのですが、乗るたびにBRIDGESTONEの文字が

私を少しばかり憂欝にするのは疑いもない事実だ。

そんな思いがあるばかりに、先日、このマグカップを購入してしまった。

でも、これに似合うのは酒じゃなくてホットミルクくらいかも知れないな。

このカップの良いところは、初期のビブが描かれているところだ、

いかにも人相が悪く、人を見下すようなメガネをいかけ、葉巻を

咥え、とても偉そうにしている。あの時代、こんなものが広告に

使えたものかと不思議ではあるが、戦後のやさしい顔のビブも

併せているところがなんとも微笑ましいではないか。

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