高崎 モルトウヰスキー TUKASA VINTAGE
高崎にフレッセイというスーパーがある。
そこにこのフレッセイにしかないといわれるモルトウヰスキーがある。
その名は、 TUKASA VINTEGE WHISKY。
そう、高崎の合成酒などつくるメーカーが卸しているウヰスキーである。
ゴールドカップの2代目とでもいうのかな。
それがこれ。
実は、つい先日、家の飲み用(といってももう1年Barへ
イケてませんー涙)にと思って方々をみていたところ、あれ?見たことがあるような瓶に入ったモノがあるではないか? ふとみたらなんと美峰酒類の製造であった。
ちなみに製造といっても蒸留所があるわけではない。
ラベルにはこう記述してある。
以来14年間、高崎本社工場タンクで眠っていた
ウイスキーを詰めました。”
と、そう、樽でもない、タンクに入っていただけ。
ゴールカップと同じく確かに古酒にあるような舌にまとわりつくようなヌルヌル感がある。
どなたかのブログ記述にフィニッシュの乏しさがあるとあったがまさにその通りかも知れない。でも、ゴールドカップと違ってちょっとウッディ―さが感じられる。
そして、最初は、物足りないかな?と思っていてもストレートでこれを嗜みながら鼻で息をして口と鼻に風味を拡散させ脳内で倍増させるのだ!
そう、ゴールドカップと同じで家飲みにはこれでいいのだ!
普段から、マッカランやらアードベックなどいただいてはイケない。ちょっと足らないくらいが家飲みには最適!第一モルトなのにこれも1800円。これは素晴らしい選択の理由である。
さらに! これの生まれは紛れもなくスコットランド産だということだ。
なにも足さない、何もひかない、って感じの。
さて、そうなると、これはどこの蒸留所のウイスキーなのか気になりませんか?
なんと美峰酒類様に直接、どこの蒸留所のものなのかダメもとで問い合わせてみました。
そしたら、なんと、なんと。。。
”古くて記録が残っていなくわかりません”
というお返事。
あお、おー、そんな事ってあるものなのか???
いやいや違う、このモルトの意味を呈しているのだ!
明確な答えがないからこそ、このウヰスキーの価値が生まれる。
よしんば本当は知っていたとしても正しい回答であると私は思う。
さあ、これを飲んで当ててみよう! どこの蒸留所のウイスキーなのかを!
思いを巡らし、舌と鼻を敏感にさせてromanを感じるのだ。
いつかまたBarに気軽に行けるようになったとき、
マスターに聞いてみよう。わからないだけじゃつまらんぞ。