袖ふり合わない縁

田舎は狭い道が多い。多くは農免道路だったり、市街では今でも昔ながらの道がある。

電柱なども道路の脇にニョキッと生えていることもある。

そんな道は交互通行ができないので譲り合う。。。

止まってくれた対向車の人の顔が見える程度だと片手をあげてみたりするが、

夜や先方がこちらを見ていない場合は、ププっと軽くクラクションを鳴らす。

相手も同じことをする。。。

と、これがオジサンの今までの常識だったのだけれども最近は、そのようなことを

する人が少なくなった。。。

そうゆうのって危ないとかあって、やめましょうってなったのかな??

と、愚痴をこぼしていたら、ふと思い出した。

30年前くらい前? バイクを乗っていると道行く先々でバイカー同士で

ピースサイン(正確にはピースではなく、2本指をくっつけてだけど。。)

るという行事??が頻繁に行われていたな。

そう、できる限り全部の車両にだ!

中には峠のカーブで結構なスピードを出しているのに曲がりながら片手をあげて

ピースしている。

う、ちょっとカッコイイ!、その時はそう思った。そのしぐさもそうだし見知らぬ

人間同士がそんな挨拶をするのがバイク乗り同士の結束みたいなものに思え素適

だったのだ。 でも、そのブームはいつの間にか消滅した。

自分自身でも何度も何度も同じことをしているとできないときもあるし、

それ以上に面倒が先にくることが多くなった。

ブームとは不思議なものだ、自分もそう思ったくらいだから他の人もそう思った

のだろう。。

今は、私の知る限りの近辺ではそのようなことをする人を見たことがない。

第一、アブナイ! というのがまずあるのだろう。

そんなことから昨今の車事情でもアブナイが先にきていてもしかして教習所

などでもそのようなことはやめましょう!なんて教育されているのかも?

ありがとう!の気持ちでこちらはププっとしたりしていても、もしかしたら相手は

なんだうるさい奴とか、アブナイ人だな!なんて批難されているのかも知れない。

あ~、もし、そうならいやな世の中だと感じてしまう私はもやは時代に乗り遅れた

過去の人か。。。

どうなのでしょう。

最近の世間の事情だとそんなつまらないことも考えざるを得ない。。。。

 

 

中には峠のカーブを結構なスピードで