角テールから有田屋経由磯部温泉めりっとはうす行き

いや~、今日は暑かった。でもね、風があったので木陰ではまあまあ涼がとれたと思うヨ。

くそ暑いのを承知でブロンプトンに跨って安中と磯部へ。。。。ここには記述しないけど別の用事があったものでついでです。

田んぼの中をうろうろしながら安中へ向かいます。あれ?珍しいものを

いきなり、発見。R18号沿いに角テールを発見。どうやらお店の看板車両みたいです。

何年式なんでしょうね?私にはわかりません。。ハンドルはちゃんと角テールしてましたし、ホイールもご健在でよろしいございますな~。細かいところはやれていましたが、やっぱいいですね。カルマン。この色も好きだな~。店内は’50Sしてました。時代はブレてませんね。

どうも、古いものに目が行きます、車に限りません。R18号沿いにはこんな建物もあります。

と、いうような建物です。ほとんど明治38年当初のままという割にしっかりしています。フランス製と思われるガラス板と書いてありますがこれなのでしょうか?

まあ、確かに当時のガラスとしてはうねりがないように思えますがこれなのかどうかわかりません。

R18を西にそれていきますとグッと情緒が感じられる建物が多くなります。

薬屋さんですか?建物は新しく?しているようですが、しっかり時代背景を意識しています。大変だったろうな~。

で、旧車好き必見のこんな素晴らしいところがあったので報告致します。

有田屋さんです。何屋さん?と思うでしょう、これ醤油屋さんです。この建物写真ではそんなに古くなそうに見えますが、よ~くみるとなかなか凝った造りをしています。それはそうで、これで昭和初期に建てられたものだそうです。今でもスッキリした建物ですから当時は相当モダンではあったと推測致します。中に入るとお醤油の香ばしいとってもいい匂いが充満しております、うわ~この匂いだけでごはん食べれそうです。昔ながらの製法で醸造しているそうで、ギフトにもよさそうなお高いお醤油もありました。私もどうせならとお高い感じのこれを買いました。

70mlで650円! お試しに買いました。ちなみにもっとリーズナブルのもあります。これはさしみ醤油ではありませんがあえてこれで色んな物を食べてみましょう。

で、何が旧車ファン必見かと申しますと。

入口の脇にちょこっと、こんな文言があったのです。

”旧車で来店の方にはコーヒーをサービス(80年以前)”とありました。どうやら現在のご当主は車好きのようです。その証拠にこれ。お店の方に了解を得て見せてもらいました。

うわー、エスプリだ!しかもSⅠでしょうか?ガラス越し内装も拝見しましたが、結構綺麗にされています。そのお隣はホンダZ! うわ~、これ小学校のときにプラモデルを友達と一緒に買いましたよ~・ それにしてもロータスはやっぱぺったんこですわ。この車が香ばしい匂いのする醸造所の一角に置いてあります。店内には、このお店に鎮座しているウニグモの絵もあったの以前は所有されていたのでしょうか? (ちなみにちゃんと醤油を買ってからにしましょうね)。いや~、カルマンがあればご当主とお話ししながら珈琲をいただけたのでしょうか?残念でございますわ。。

ちなみ無料のギャラリーも併設されています。こちらはこのお店の歴史を物語っております。ただの醤油屋ではないことがわかります。

ギャラリーの内部です、ここでコーヒーがいただけるのでしょうかね~。で、なんのギャラルーかと申しますと、この方のです。

湯浅治郎。ダレスか?と思うでしょうね、ここのお店の三代目ご当主だそうです。カッコいい方と思いませんか?明治、大正でこの井出達はモテたことでしょう。と、おでこの具合が私と同じで勝手に共感してます。で、只者ではないのがこれ、

ブレブレしかも反射してすみません。詳しくは湯浅治郎で検索してください。ちゃんとWikiに記述されています。ギャラリーには、現在のご当主がまとめられた湯浅治郎関係古書簡の紹介というのが置いてありました。これを見ると、湯浅治郎氏が、新島襄、渋沢一郎などなかなかのビッグネームとやりとりされた書簡の紹介があります。 う~ん、生まれが違う、育ちが違う、文面から察するに現在のご当主も博識のあるかたとお見受けします。 ここでしか見れないと思いますのでお好きな方はどうぞ。

醸造所の2階。

裏にまわるとこんな感じのもあります。う~ん、いいですね~。

有田屋さんと関係のありそうなこちらにも行きました。

こちらの建物は旧碓氷郡役所です。残念ながら復刻ですが、中では無料で新島襄と八重に関係する展示があります、湯浅治郎に関しても記述がありました。で、その隣にこれまた立派な建物があります。それがこれ

明治11年、新島襄、湯浅治郎をはじめ30名の求道者が洗礼を受け、群馬県で最初のキリスト教会だそうです。石造りの立派な教会です。現在もちゃんと使用されて中から讃美歌?のような歌が聞こえていました。私とは関係のない人たちの声ですが、聞いているとなんだか日曜の午前のあるべき人の姿の一部なのかな~とも思いました。いずれもこんなへぼい写真でごめんなさい。かなり前に購入したガラケーの写メを今も掲載しております。

このあと磯部温泉へ向かいました。磯部温泉ってご存知ですか?上州には草津伊香保、水上、四万などなかなかの温泉がありますがいずれも山間部にあることが多いです。でも、ここ磯部温泉は安中を過ぎてR18号をちょっと左に下ったところにあります。そう、碓氷川の近くで、山の中にある温泉ではないので夏はとっても暑いです。群馬に温泉行こうと思うが冬は雪が心配という方はここへ来るといいでしょう、情緒ある温泉通りみたいなものは今はちょっとないですが。。。そこそこの大きなホテルがあります。

これ一部ですが、ホテルが数棟、逆に小さな温泉宿があまり見えなかったけどどこかにあるのかな~?

川のほとりに緑の公園もあります。ここの木陰で昼寝しましたがそこそこ涼しかったです(地元の坊主どもが川に入ってあそんでました)ところで今は鮎ですね。磯部簗からはおいしそうな鮎の串焼きの匂いががしてました。。(私にはちょっとお高い感じなのでまたの機会にでも。。。)

ところでなんで磯部温泉まできたかというと、それは単に来たことがなかったからです。どんなところかと。。。。。温泉街ですから、足湯もちゃんとございます。

結構りっぱな足湯です。暑いからどうしようかと思いましたが、温泉自体は暑かったけど、やはり河の近くということか涼しい風が抜けているので意外とリラックスできました。磯部温泉の皆様、ありがとうございます。(そう、私、有田屋さんでお醤油を買った以外、無料のところばっかりまわってます)

ちょっと上にこんなのもありました。

え~、磯部温泉って名だたる文豪、詩人も訪れていたのですか?北原白秋室生犀星萩原朔太郎、などなどの文学碑があるそうな。。。ちょっと行ってみましょう。

白秋氏の碑ですが、う、う、読めません~(泣)

大手拓次、この方だけ扱いが違うと思ったらここ、磯部の生まれなんですって!知らんかた。そのほか沢山ありました。文学好きの方必見ですかね?(そうでもない?)ちなみに画家らしいこの碑が私のお気に入りになりました。

山口薫です。字だけだと難しくて理解でいないけど、これ、いいでしょ?

ここは木陰でしかも河の近くなのでなかなか涼がとれましたもうちょっとしたら蚊が出るかな?

あ、こんななのもありました。これもっとアピールしましょうよ!

ここ磯部温泉が温泉マーク発祥の地だということですよ! 万治4年??1661年だそうです。

クラゲみたい。

 

 

さ、もう、帰りましょう。 午前中のあの涼しさはどこへやら、R18号はジリジリと暑かったです。ただ、下りなのが幸いね。 あ~、あまりの暑さのせいか目の奥と、頭が痛くなってきた。水分補給していましたがこのままだとヤバい感じです。

そうだ、喫茶店へ行こう!アイスコーヒーを飲もう!そしてよく冷やしたケーキもたのもう! そうやって到着したのが、旧R18号をちょいと入ったところにある、昔ながらの喫茶店、”めりっとはうす”というところです。 店内は落ち着いた雰囲気です。先客が2名いました。 空いている4人席に一人で座っていたら、そこよりもこっちの方が涼しいからとカウンターに案内されました。(私もその方が良かった)  で、このお店、初めて来ましたが好きになりました。何がって店内の雰囲気もいいけど、ママさんが気さくに話しかけてくれて、あんたはなかなか感じがいいからサービスしてくれるとおっしゃり、ケーキもちょっと大き目のをくれましたし、ブラックベリー食べる?とか言って凍らした冷たいベリーをくれましたし、ちょっと味見程度ですがプラムのジャムもくれました。いずれも疲れた私の体にはとても良かったみたいでここで寛いでいたら頭も痛くなくなったし、目の疲れもなくなりました。 車の話にもなってカルマンの写真を見せたら、あら、かっこいいね~と言ってくれました。帰るときにあんたが自転車に乗っているところちょっと見せてよ~とわざわざ外に出てきました。ブロンプトンを折りたたんで見せると手品みたい!とおもしろがってました。

このあと宝くじ売り場で宝くじを買っていると中の綺麗なおねーさんが二度目のお会いですねと声をかけてくれた。 あ、〇〇店のあの人だ!。何年も前なのによく覚えていてくれているものです。

なんだかクタクタの体が元気になってしまったような。。。男は単純です。