草を喰らう

春だ。

今年は花粉が少ないとはいうがでもツライ。目がかゆい、喉がイガイガする。。

でも春はいいね。素敵ね。麗らかね。

梅の花がいたるところで咲き、

ソメイヨシノが蕾の頃、ヒガンサクラが一足先に咲きほこる。

冬鳥達はいずこと思えば早くもツバメが水面を飛翔している。

里山の川を散歩した。

菜の花が咲いていた。すぐに鬱陶しくなるだろうハナダイコンの紫色も

今はなんだか嬉しい気分。

川の端の水辺にわずかに群がるセリを見つけた。

菜の花、ハナダイコンの若芽、中でも大き目のセリをそれぞれ

一口程度摘み取った。

てなわけで、菜の花は味が乏しいので塩ゆでし、ハナダイコン、セリは

そのまま軽く茹でておひたしにして酒のつまみとした。

朝から雨が降り陰鬱であったけど、

夕方になって雨上も上がり眩しい光でクラクラするほど。

そんな、大切にしたい春の一日であった。

あ、そういえばお昼にはフキノトウの天ぷらを食べたっけ。