余剰電力

原発はNO。でも、贅沢はしたい。この場合の贅沢とは俗にいう贅沢とは違い普通の生活、つまり今までと似たような生活をすることだ。 化石燃料を使って作る電気を今までと同じスタイルのまま使うのはあまりにもしのびないと思う。それこそ未来の事を考えていないだろう?だからと言ってNOともYESとも言わない、行動もしない、やや節電を心がける程度の小生は、もっとも醜いただの傍観者に過ぎない。 なーんて。。これ以上ナーバスな問題はここではよしておいて、さらにさらに小さな、小さな、極めて小さな問題のお話。

それは先日、カルマンのバッテリーがあがってしまったこと。(やれやれ)

キーをひねると、『んぎゅ、ぼぅ』?と1クランクまわせない困っているセルモーターの声が聞こえる。大抵はそれでも数回やると何とか回ってエンジンは目を覚ますのだが。。。。。セルモーターがくたびれているのは知っている。。。そのためにカルマンミーティングの時に皆様に迷惑をかけたのにいまだそれきりだ。騙し騙し。。。とうとうセルモーターも騙されているのに気が付いてしまったか? セルモーター自身以外にもキーの接点があやしく、ソレイドはカチンという音を出すのだがモーターをまわすとき空振りが多いのも知っている、、それに古い車は電線が劣化して抵抗が増しているだろうこともとても気になっている。もちろんバッテリー自身も十分お役目をはたし、普通ならご隠居生活をしているのにご老体に鞭打って働かせている小生はとても悪い息子なのだ。要は、この原因についての要因はいくつも思い浮かぶのにいずれも放置しているのだから仕方ない。

キーをばらしてオーバーホール?セルモーターばらしてオーバーホール(もどき)?、セルモーターにリレーをかますか?(なんと’63カルマンのセルモーターには、リレーもヒューズも付いていなく非常にデンジャラスなのだ!)。 リレーの設置が今後のことも考えて良い選択だろう。。。。。

と、思ったけど。。。まず、あるべき姿に復元するのを目指したいとも思ってしまいます。 安全のため、効率のため、利便性のため、と十分な理由はあるのにそれをあえてさけるのも古い車を持つもによくあるM的変態性だ。

と色々うんちくありにせよ、とにかくエンジンの声を聴きかないと安心できない。別の原因もあるかも知れないからね。 と、いうことで軽自動車からケーブルつなぎ、軽自動車のエンジンをかけておいてカルマンのキーをひねった。      でも結果は同じく、『んぎゅ、ぼぅ』?だった。  ありゃ?軽自動車のバッテリーからじゃ容量が小さくだめみたい。カルマンが、『んぎゅ、ぼぅ』と悲鳴をあげるたびにつないだ軽自動車も心臓がとまりそうにびっくりする。 あーカルマンのバッテリーにいくらか蓄電しないとだめなのかもとしばらくそのまま放置してから再トライ。。。。   

でも、ダメ、、カルマンはオヤジがたまに溜めた息をグえと一回いびきをするようにただもだらしなく唸るだけでおねんねしたまま。。。。。あー、充電しないとだめかあ~とか、違うもっと悪いケースが頭をよぎる。。。。そんなとき昔昔のことをふと思い出した。 あれはパーソナル無線が流行りに流行って、小生もパーソナル無線など興味もないのにアンテナだけを車につけてカー電話かパーソナル無線化?のなんちゃってをしていた時期だ。 友人はダイハツミラにパーソナル無線を付けていた。パワーUPしていたのかなんか知らんがその友人は無線をしながらアクセルをブンブンまわしながら無線で話をしていた。彼いわく『軽だとバッテリーのパワーが弱くてアイドリング状態だと電気不足で話ができない』のだと。。。え~?とも思ったけど、特に興味もないのであいそ笑いをしてそのまま。。。。。  なんて二十年以上も前のほんの一コマをこんなときに思い出すのね。。。。

ってことで軽自動車のエンジン回転をやや高くしてそのままカルマンのキーをひねったらセルモーターは難なくまわり、エンジンは『んっ何かあったの?』という顔をしているかのように目を覚ました。

そ、元気のないものを元気にするのにときには余剰電力も必要というお話でした。あくまでも必要なときだけね。