俺様の宝石さってなんのことだろう?

昨日は寒かったけど今日はいい天気でした。そうそう、数日前にタラの芽(こっちではタラッペと言ってます)と草ソテツ(コゴミ)を採りに行ってきました。山のタラの芽はちょっと早かったみたいです。例年だととっくに葉がのびきっているのにまだ芽が小さいなんて、、、平均的には寒いということか。。。。

ところで”がむしゃら1500キロ”に続いて、”俺様の宝石さ”ですが先日やっと読み終わりました。こちらは東次郎さんが高校卒業を待たずに単身アメリカへ行ったときの事を本にしたものです。本といっても中身は家族宛ての手紙や本人の日記を記述したものです。

時は1960年10月29日。。なんでまたアメリカへ行きたくなったのかは??ですが当時のアメリカの状況と東次郎さんの苦悩?は伺えることができます。ただ、中身はカーレーサー浮谷東次郎になる前の事ですからひとりの純真な青年が書いたものにすぎません。でも、がむしゃら1500キロを読んだ後だと色んな意味でぐんぐん成長していく東次郎さんの姿がとても印象に残り面白かったです。半分以上は、ガールフレンドが欲しいとかうんぬんです、まーいいじゃないですかそれで。で、ちょっと小生の記憶の残ったことを少々。。

高校も卒業していないのにいきなりニューヨーク、タイム社に自分を売り込んでそこで仕事を得たのは凄いな。それでちっとも満足せずささっとやめてほぼ放浪の生活へ。。。かと思えば高校も卒業していないのに自分を売り込んで現地の大学に入学してしまう。後で高校卒業していないことが大学側にバレてしまったけど入ったもん勝ち。。おもしろい。。なるほど自分をそこまで売り込むその姿勢は当時の日本では持て余されて当然、矛先はアメリカという大陸へ向いたのだろうと勝手に想像。。。家族に内緒でホンダCB77を購入し大陸横断決行。そこでのほんの一コマを。。 ー コロラドで13t!積みのトラックが前にいたので抜かそうと思ったらそのトラックは物凄い勢いで坂道!を下りはじめた、両側に赤岩がつきでているその道を風をまきあげながら下りていく!CB77のステップが地面に擦れて音がするほどバイクをねかしてコーナーを攻めても差をあけられてしまうほどでそのトラックはセンターラインを超えることもなく、横滑りもすることもなく、ロールもしない。まるでゴーカートの化け物みたいだ - と。。 ゲっ!1962年そんなトラックが当時の日本に存在しただろうか?いや、もしかしたら今でも存在しないのかもしれない。さすが当時のアメリカだとひどく感心してしまった。その後、そのトラックの運転手と知り合いになって家に泊めてもらったなどとあるのが東次郎さんらしく面白い。  でだ、このトラックの運転手は23歳、地元では草レースで優勝するほどの腕前で将来はF1レーサーになるのだと目を輝かしていたとある。。レースという言葉だけどこの本ではそこで初めて登場する。。。もしかしてこのトラックの運転手に出会ったことが後のカーレーサー浮谷東次郎につながったひとつの記憶でもあるのかな?と思うとなんとも感慨深い。。。。