スパゲッティーウエスタン

急に、無性に、なぜか西部劇がとてもみたくなった。

レンタルショップに行くとわずかなスペース、十本もない。。。。サビシイ。。。

子供のころはやたら日曜とかにテレビでやっていたウエスタンものの映画。今はまったくみない。レンタルショップにもこれほど少ないのだからその人気のなさがうかがえる。 西部劇は小生、子供の頃は沢山見た記憶はあっても内容はほとんど知らない。子供の頃見ても面白いとは思えななかった。せいぜい覚えているのは”シェーン!カムバック、シェーン”となにやら子供がおじさんに声をかけているシーンだけ。そのおじさんはジョンウエインであることはその頃でも聞かされていたから知っていたけどそれがなに?といったところだ。

そんなこんなで借りたのは、クリントイーストウッド主演 夕陽のガンマンと ユルブリンナーやスティーブマックイーン、チャールズブロンソン、ジェームスコバーンなどが出ている 荒野の七人 の2本。この2つだと夕陽のガンマンのほうが面白かった。それがマカロニウエスタン、つまりイタリアで作られた西部劇だったなんて今更知ったのであった。西部開拓時代の話をイタリア人が作ったなんて不思議だ、だからマカロニ、それがホントはスパゲッティーエスタンでスパゲッティ―では細いからと日本では淀川長治さんがマカロニとしたなんて話も最近どこかで知った。

たった2つ見ただけで西部劇を語れるハズなどないけど、夕陽のガンマンのあのなんともえいない暗い雰囲気?、無駄にながい間、会話の中にある微妙なやりとり、後悔と復讐。。。今、この年になってなのか見どころが満載だった。子供の頃これをみて理解できるハズもなかったろうと納得した。そしてなんといってもクリントイーストウッドがかっこ良すぎた。ホント渋い。 一方の荒野の7人は、有名な方が続々登場してワクワクするのだけれど、正義の味方と悪い奴の構図でストーリーとしてはちょいっと単純な気がした。。。小生の気が付かないところで深い部分があるのかもしれないけどね。。でもオープニングのライオンがガオーってやつ?あれには感動した(笑) 昔あるあるだねこれゃ。

最近、子供のころ見たり聞いたりしたけどなんとなくはっきりしない記憶を今になって確かめるような気持ちが高ぶる。また世間の人は当たり前のように知っているのかもしれないことを取りこぼしたくないような気持ちが満ちるのです。言い訳としては新しいものや新しいことはまだこれからも目にすることができるかもしれないけど、過去のことはこれからさらに過去になっていくので朽ち果てる前に記憶にしっかりとどめておきたいと、そんな感じだろうか。。。

もう数年も前からそんな気持ちがあるのかな?最近になって聞いてる音楽はなんとカントリー&ウエスタン!!これまたレンタルショップなどにはまったくなく、ネットで調べてCD購入。おもしろい。昼間聞くのはウエスタン、夜聞くのはJAZZと勝手にジャンル分けしている。。JAZZは子供の頃は来たことがないけどウエスタンはなんていうかディズニーランドでよく聞くようなそんな感じで、中には、あっこれ聞いたことがるな!というのもあり、先ほどの気持ちに準ずるところがあるな。聞いているとなにか楽しくなるような明るいテンポのが耳につく。まーそんな流れから西部劇をみたくなったのかな?西部劇中の音楽にウエスタン的音楽なんて全然かからないのだけれどね。

中学の頃、Kちゃんが楽しそうに西部劇の話をしていたのを思い出す。。。。そういえばKちゃんは中学1年の文化祭のとき、自宅から沢山のモデルガン(その時すでにもうベテランガンマニアだったな)を持ってきて自分でコーナーを作っていたな~、自慢のモデルガンを陳列して、さらに試打ちみたいのもやっていた。模造紙にはこう書いてあったと思う。 

”女性のアナタもストレス解消に一発どうですか?”

今思えばなにか下ネタ的なこともひっかけていたのかどうかわからないけど、中学の文化祭、教室の一部にモデルガンを陳列、しかも火薬を詰めてバンバンやっていたのだからいやはや楽しい時代だったのかもしれないな。